スタジオ担当インストラクターは時間で動きます。
開始時間、終了時間がある仕事。
ざっくり説明すると、スタジオを併設している民間スポーツクラブ・公共の施設は学校の時間割りのように一週間のスケジュールが決まっています。
私達インストラクターはそのスケジュールの中に担当するレッスンがあるわけです。
レッスンとレッスンの間。
つまり、時間割りでいうと、休み時間ということでしょうか。
10分、もしくは15分の次のレッスンの入れ替え時間があります。
今回はこの入れ替え時間について考えます。
最近の出来事を事例にしますね。
「15分の入れ替え時間のうち、前のレッスン担当者は7分押し、3分でお客様をお見送り。
スタジオのモップ掛けをするものの、担当者の汗は床に落ちてる状態。
次のレッスン担当が私。残り5分でマイク、CDのセッティング、お客様のお迎え。」
私は40分、45分、50分、60分、90分のレッスンを担当しています。
どれも時間厳守です。
それはプロとして当たり前のことだからです。
与えられた時間内におさめる!
それもプロとしての仕事だと思っています。
上記の「~~~~」には登場人物は、
①前のレッスン担当者、②参加者の方々。
そして、③私、さらに④私のレッスンに参加する方々。
ここで、この4方向から見ていきます。
①の担当者:少し長引いても次のレッスンは15分後。多少遅れても大丈夫。
長くすることはお客様に対してのサービス、喜んでくれるはず!
②参加者:楽しかった!
次のレッスンもあるから着替えたいんだけど…時間あるかな…
レッスン終わったら予定があるんだけど、間に合うかな…
③私:あれーーー?まだ終わらないのかな?
レッスン前、慌ただしくなるなぁ…
④次のレッスンの参加者:まだ終わらないの?
先にトイレ行こうかな…
何分までやるんだろう?
などなど、この他にもいろんな思いが立場によってあるはずです。
しかし、やはり思うことは、時間厳守なんです。
むか~~~し、
私が駆け出しのインストラクターだった頃の上司が私に言った言葉があります。
「いいか、サエキ。レッスンは1分、1秒たりとも遅れるな。お前が遅れることによって、次のレッスンの開始時間が遅れるかもしれない。その遅れをどこかで調整しなければいけなくなる。時間内でおさめられないのはお前の能力がないだけだ」と。
入れ替えの時間は、環境の整備(スタジオの温度、湿度を下げる、床の状況を整えるなど)
も必要です。
いかに与えられた時間内で参加者の方々に満足して頂き、次の担当者が気持ち良くレッッスンができる環境を整え。受け渡す。
これに尽きます。
これが、10分、15分の入れ替えの時間なんです。
是非、自分方向からだけでなく、他方向から見て、この入れ替えの時間について、考えていただければ…と思いました。
時間内におさめる…ということは「どこで」「何を」効率良く、効果的に伝えるか?
ウォーミングアップからメインパート、クールダウンまでの時間配分がどうなのか?
トーク内容がどうなのか?などを修正することで可能です。
それがインストラクターとして、一人の人間としての成長につながると私は思っています。
毎回のレッスンがフリーインストラクターの勝負です。
インストラクターの地位向上のために何ができることがあるならば・・・と思いマジメな話をしてみました。
ちなみに…
プライベートではゴロゴロ好きなので、時間についてこだわりはありません(笑)